竹中豪が気になるニュースに物申す

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竹中豪が気になるニュースに物申す 引きこもり殺人、被告の父、執行猶予求める

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こんにちは、竹中豪です。

 

今年6月、東京都練馬区の自宅で長男を殺害したとして、東京地裁で懲役6年の実刑判決が下された元農林水産事務次官の熊沢英昭被告が、12月25日、東京高裁に控訴した。弁護団は控訴の理由について「判決には事件に至った経緯・動機について、量刑に大きな影響を及ぼす事実誤認がある。事実に基づいた適切な判決に服することが本当の償いになると申し上げ、本人の了解を得て控訴に至った」としている。

 弁護側は、第一審公判で、殺害された長男・英一郎さんによる壮絶な家庭内暴力が、事件の背景にあったと主張し、執行猶予付き判決を求めていた。

 

引用元

https://www.news-postseven.com/archives/20191231_1519996.html

 

 

引きこもりだった長男を殺害した元事務次官の男性の裁判が東京地裁であって、懲役6年の実刑判決が出たというニュース。その後、保釈され東京高裁に控訴し、執行猶予をもっていくそうです。この事件を正当化するため、引きこもりだった長男が振るう暴力が度を過ぎており、被告の奥さんもケガを負い、妹は兄の影響で縁談が破談になった自殺したという話がクローズアップされます。同情的な声が出てきたのは仕方ないかもしれませんが、誤ったメッセージを出している可能性もあるでしょう。
まず正当な理由があれば殺しても致し方ないという発想は危険です。それはテレビドラマや映画の世界だから許される話で、じゃあ正当な理由とはどのような場合なのか、具体的に示せるものではありません。あと殺人は殺人であり、それに執行猶予をつけるのはよほどのことです。その中で6年の実刑がせめてもの良心的な判断だと考えます。
引きこもりは殺していい、もしこんなメッセージが発信され、支持されるのであれば日本はとても住みにくくなるでしょう。誰しも引きこもりになるし、転落する可能性だって十分あるのに、さも自分は関係ないと言わんばかりに勇ましく語る人が多すぎます。